マルク呼ばれました

臨床検査技師による趣味や仕事のこと

【仕事】採血について

こんにちは!マルクです!

 

今回は皆さんも人生で1度はやられたことがあると思われる採血について書いていきたいと思います。

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・採血の印象はどうでしょうか?

『痛いから嫌だ』と思う方が大半だと思います。

私も刺す側としてはもう何千回とやっているので慣れましたが、刺される側としては今でも嫌なものです 笑

 

 

・採血でよく失敗される人

この記事を見て下さっている人の中で

『毎回必ず失敗される』

という人もいると思います。。

採血する側の技術不足や患者の方の健康状態にもよりますが、失敗される人の特徴としては

[生まれつき血管が見えにくい人]

がほとんどです。

ですが!!

血管が見えにくいから何かの病気なんじゃないか?

とか

普通の人より血管の数が少ないの?

みたいなことを聞かれます。

大丈夫です!

病気でもなければ数も少なくありません😀

 

ですが、やはり結構家族みんな血管が見えにくいという方々が多いので遺伝的な要素もあるのかもしれませんねー。

 

 

・採血する場所

健康診断などで採血をする場合、大抵腕を巻くってだいたい腕を曲げるところから採られることがほとんどだと思います。

人間は生まれつき神経の多い場所と少ない場所があり、ここら辺が神経が比較的少なく、かつ採血しやすい場所と言われています。

中でも腕の親指側と真ん中はより、神経が少なく痛くないと言われています!

小指側はわりと神経が上記2つと比べ多いのであまりオススメできません。。

 

しかしながら人の身体は当たり前ですが

個人個人で全く別であり神経の通ってる場所も同様なので、採血していく中で『痛くない場所』を探してみると良いかもしれませんね 笑

 

 

・どのくらい血を採るのか

採血していると、めちゃくちゃ血を採られていると思いませんか?

採血する量はその人の病状などによってさまざまですが、多くの人はだいたい15cc(大きいスプーン1杯)くらいしかとっていないのです!

なので今日は血を採られたから貧血になってしまうのではないか?とかたまにやってると患者の方から聞かれます。

人間の身体には体重×1/13

例えば60キロの人だったら4.8リットルの血液が体内に流れています。

この1/3を失うと死んでしまいますが 笑

たったこの中の15cc抜かれただけならば全くと言って良いほど問題ではありません◎

 

 

・最後に

採血はやられるのはとても嫌ですよね 笑

ですが色々な病気を知る上でとても大事な検査です!

年に1回は健康診断を受けましょう◎