マルク呼ばれました

臨床検査技師による趣味や仕事のこと

【仕事】新型コロナウイルス(COVID-19)に対する病院での取り組み

こんにちは!マルクです!

 

今年の1月下旬から現在にかけてまで蔓延しているCOVID-19ですが、私の勤務している病院にも毎日のようにCOVID-19疑いの患者が来ます。終息までどのくらいの時間がかかるのか未知数の中、今回は私の勤務している病院での対策とまではいかないかもしれませんが対応方法や現況を書いていこうと思います。

 

 

COVID-19に対しての当院での取り組み

私の勤務している病院は約600床。感染指定病院ではありませんが、毎日少なくとも1人多いと5人程PCR検査を提出します。

もちろん陽性の患者もいます。

感染患者は陰圧室に入れられPCR検査で再び陰性化するまで隔離という感じです。

 

PCR検査の結果待ちの患者は状態が悪ければ入院、熱や咳は出るけど元気な患者は自宅待機です。

本当は全員入院させて隔離した方が良いのですが…とてもそんなことしてたら医療崩壊まっしぐらなので 笑

 

また、PCR検査を行う人数=COVID-19疑いの患者の人数というわけではありません、毎日何人も何人もCOVID-19疑いの患者が来ます。

そこで、COVID-19疑い患者専門の外来を立ち上げ一般患者に接しないように、また最小限の医療従事者で対応し、院内感染を防ごうと取り組んでいます。

また、発熱外来も別に立ち上げ、発熱が4日以上続いている患者は一般の患者とは別の場所で診察、検査を行なっています。万が一、COVID-19の患者が紛れ込んでいても最小限のダメージで済みます。

まぁこれからどうなるかわかりませんが、医療崩壊しないようにする為にも、病院の医療従事者をはじめ、患者の方も協力してこの危機を乗り越えていきたいものです。

 

 

 

PCR検査について

私は臨床検査技師なのでPCR検査をする資格を有してはいますが、技能が無いためできません。笑

しかも一朝一夕で身につくスキルでない上に、近年は遺伝子検査の進歩により行なっている病院も増えてきていますが、大学病院レベルでなければ保健所以外では行ってないのが現状です。

しかもCOVID-19はDNAでなくRNAを検査します。

知らない人からすると何が違うの?という感じですが、RNAはDNAに比べ工程を多くふまないといけないため、ざっくり言うとめんどくさいです。笑

 

ですが、これからインフルエンザのように感度の良い検査キットのようなものが開発され、実用化されることを願っています。