【仕事】臨床検査技師の仕事 輸血検査について
こんにちは!マルクです!
今回は臨床検査技師の仕事の1つである『輸血検査』について書いていきたいと思います。
・輸血とは?
輸血は、どうしても自分の血液だけでは足りないとき(白血病などの血液疾患や外傷などで大量に出血している場合など)に他人の血液を体内に入れることです。
世界で1番最初に『輸血』という行為がされたのは、なんと『ひつじ』の血液を人に入れたことから始まったとされています。※まぁその後その人がどうなったかはだいたい察しがつくと思いますが…笑
それが1667年の出来事であり、そこから150年後に人から人への輸血が初の成功例を出したと言われています。
そこから血液型の発見や今の血液センターの設立など目覚ましい進歩を遂げてきました。
この進歩がなければ現代の医療の確立もなかったのではないかと言われています。
・血液型検査について
血液型はご存知の通り『A』『B』『O』『AB』と大きく分けて4つの種類があります。
確率的にはA型が40%B型が20%O型が30%AB型が10%となっています。
輸血するにあたって血液型はとても大事なものであり検査によって間違えようものなら患者の方の命も危ないですし、私のクビも危ないでしょう。苦笑
・血液製剤の種類
輸血は何も闇雲に献血して得られた血液をそのまま使っているわけではありません。
その場面によってだいたい3つの製剤を使い分けています。
『赤血球製剤』:血液から血漿、白血球、血小板などを取り除いた製剤です。赤血球が不足した時に使用します。
『血漿製剤』:血液から凝固因子と呼ばれる出血を止めるために必要な部分を取り出した製剤です。出血傾向があるときに使用します。
『血小板製剤』:血液から血小板を取り出した製剤です。血小板が少なくなったりそれに伴う出血のときなどに使用します。
私自身もこの3つしか実際の医療現場で使ったことはありません。ちなみに1番値段が高いのは血小板製剤です。笑
・自己血輸血とは?
自己血輸血は文字通り自分の血液を自分に輸血することです。何言ってんだと思われるかもしれませんが、笑
自分自身の血液をあらかじめ抜いて保存しておき、手術の際など輸血が必要になった際に使用するというものです。理由はよくわかりませんが産婦人科などで女性に多い印象を勝手に受けています。(むしろそれ以外で見たことはない)なぜでしょうかね?🤔
・まとめ
本当はもっと細かくいろーんな輸血検査をやっていますが、医療関係でない人でも少しでも興味を持ってもらえると、とても嬉しいです◎