【仕事】臨床検査技師の仕事 凝固検査について
こんにちは!マルクです!
今回は前回書いた血液検査の続きとして
凝固検査について書いていきたいと思います。
前回のは昨日の記事を参考にしてくださると嬉しいです。
さて今回の凝固検査ですが、医療関係でないとあまり聴き慣れないワードだと思います。
ですが読んで字の如く、血液がちゃんと固まり止血できているかを調べる人間の身体においてとても大切な検査です。
皆さんたまに擦りむいたり、切ったりなどして出血すると思いますが、そこに真っ先に働くのが『血小板』という物質であり、出血源に蓋をします。
しかしそれだけではすぐ剥がれてしまうので、その血小板を固めて剥がれないようにする役割を果たしているのが『凝固因子』と呼ばれる物質です。
この『凝固因子』は肝臓で作られており、肝機能が低下したりすると出血の原因になります。
なので検査などで『凝固系の数値が悪かった』
というときは、もちろん血友病などの血液疾患も考えられますが、単に体調が悪くてもわずかに悪化する場合があるのでそこまで値が悪くなければ気にする必要はないと思います。
また、血栓症などの患者の方で抗血栓薬(ワーファリンなど)を内服している方で薬がどの程度効いているのか、また薬の量の調節のために凝固検査を行う場合があります。
当院では健康な人であれば検診でも凝固検査はやらないので(人間ドックや、お金のかかる検診ではやっています)
あまり見たこともないかもしれませんし、もしかすると一生見ない検査項目かもしれませんが 笑
少しでも自分自身の身体の仕組みを知ってもらえたらと思います◎